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命日と「祭祀(チェサ)」


茶礼と大体同じ式順で行われるものに「祭祀(チェサ)」があります。これは故人の冥福を祈るためのものです。その命日に故人だけでなくその配偶者の「紙榜(チバン)」も準備し夫婦に対して行われます。この日は結婚した娘たちも参加できます。

で、この「祭祀(チェサ)」ですが、ほとんどの場合旧暦で行われていると思います。ですから毎年新暦のカレンダー上では違う日になります。何故ほとんど旧暦で行うかといえば、なくなった方も、「チェサ」を取り仕切る人も旧暦で誕生日、命日を覚えている人たちだからです。はっきりした統計があるかどうか分かりませんが、誕生日について私が周囲の人たちに聞いてみた範囲では、お年を召した方々は100%が旧暦です。40代でほぼ100%、30代後半で80%ぐらいと少し比率が落ちますが、30代前半になると突然ほぼ100%が新暦になります。30代後半と前半の間に旧暦と新暦の断層があるようです。今30代後半の人たちが「チェサ」を取り仕切る時代が過ぎ、今30代前半の人たちが取り仕切る時代になると「チェサ」もほぼ新暦で行われることになるのではないでしょうか。

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